予防接種とは
予防接種は、病気にかかる前にワクチンを接種し、病気に対して免疫をつけることを目的に行うものです。予防接種をしたら、絶対に病気にならないわけではありませんが、もし罹患しても症状の重症化を防ぐことができると考えられています。
予防接種を受ける場合は、体調が良い日を選ぶようにしてください。また、まれに副反応として体調不良やアレルギー反応などが出ることがあるので、接種後しばらくは副反応が現れないかどうか様子を観察する必要もあります。
当院で行う主な予防接種(成人)
コロナワクチン
新型コロナウイルス感染症(COVID19)の発症や重症化を防ぐ目的でワクチン接種を行います。ワクチン接種は予約制になっていますのでご希望の方はお問合せ下さい。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンはインフルエンザウイルスを不活性化した(感染性をなくした)状態で体内に投与し、インフルエンザウイルスの免疫を獲得するワクチンになります。なおインフルエンザは年ごとに流行するウイルスの種類が異なり、流行するウイルス株を予測してワクチンが作られているため、そのシーズンごとで予防接種を受けることが勧められています。
ちなみに接種回数が年齢によって異なります。13歳以上の方は1回の接種、13歳未満のお子さんには2回接種が推奨されています。
なお木更津市では、主に同市民の高齢者の方を対象にインフルエンザワクチンの一部費用の助成を行っています。詳細は、木更津市の公式ホームページをご覧ください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌によって引き起こされる肺炎を予防するためのワクチンで、主に高齢者が対象としています。
なお肺炎球菌とは、気道の分泌物に含まれる細菌で、気管支炎・肺炎・敗血症などの重い合併症を起こす可能性があり、重症化すると生命にも影響します。肺炎は日本人の死亡原因の第5位(2017年(平成29年)厚生労働省「人口動態統計」より)となっていて、亡くなられた方の95%以上が高齢者で、成人が発症する肺炎の20%程度が、肺炎球菌が原因とされています。
そのため、65歳以上の方(または60~65歳未満の方で心臓・腎臓・呼吸器の機能低下・日常生活活動がほぼ不可もしくは極度に制限される程度の障害がある方)は定期接種となっていて、各自治体では費用の一部を助成しています。なお、全ての高齢者を接種の対象とはしていませんので、詳細につきましてはお住まいの自治体の公式ホームページをご覧ください。
また、当院では風疹ワクチンや、帯状疱疹ワクチン、小児の予防接種なども行っております。